10 そのさまは四つとも同じ形で、あたかも輪の中に輪があるようであった。
10 それぞれの形の有様は、四つとも同じで、一つの車輪がもう一つの車輪の中にあるかのようであった。
また台にはおのおの四つの青銅の車輪と、青銅の車軸があり、その四すみには洗盤のささえがあった。そのささえは、おのおの花飾りのかたわらに鋳て造りつけてあった。
主よ、あなたのみわざはいかに多いことであろう。 あなたはこれらをみな知恵をもって造られた。 地はあなたの造られたもので満ちている。
あなたの義は神の山のごとく、 あなたのさばきは大きな淵のようだ。 主よ、あなたは人と獣とを救われる。
雲と暗やみとはそのまわりにあり、 義と正とはそのみくらの基である。
第三十年四月五日に、わたしがケバル川のほとりで、捕囚の人々のうちにいた時、天が開けて、神の幻を見た。
もろもろの輪の形と作りは、光る貴かんらん石のようである。四つのものは同じ形で、その作りは、あたかも、輪の中に輪があるようである。
その行く時は四方のどこへでも行く。その行く時は回らない。ただ先頭の輪の向くところに従い、その行く時は回ることをしない。
わたしが見ていると、見よ、ケルビムのかたわらに四つの輪があり、一つの輪はひとりのケルブのかたわらに、他の輪は他のケルブのかたわらにあった。輪のさまは、光る貴かんらん石のようであった。
ああ深いかな、神の知恵と知識との富は。そのさばきは窮めがたく、その道は測りがたい。